前回のあらすじ
今度挙式する弟の為に絵を描こうと作業に取りかかると三歳の坊やが基地外に放り出されてしまうのであった。
('∀`)「…でですね、下の家族構成とか普段の様子とか教えて欲しいんですよね。我々も未だ把握していなくて…」
('A`)「てゆうか何時頃起きたんですか?」
('∀`)「我々が到着したのが40分程前ですけど、気付きませんでした?」
('A`)「全然…音楽かけてたし。サイレンとか鳴らしてました?」
('∀`)「ええ。QQもパトも鳴らしてたと思いますけど…」
('A`;)「・・・」
('∀`)「…えー、それでですね、下の住人についてですが…」
(一通り質問に答える。)
('A`)「てゆーか責任能力問えないでしょ。アレだし…」
('∀`;)「う〜ん、いや、まあ、(逮捕は)形だけでも、一応、ねえ…」
みたいな会話を交わす。
この時点で男の子の安否は不明だったのでまあ助かって何より。しかし四階から投げ落とされたのに目立った外傷は無いとはすごいね。俺なんて二階から落ちただけで下半身がボロボロだというのに。
窓の外を覗いてみると表の通りが封鎖され、外には野次馬が溢れていてホント何時の間にこんな状態に!? と思ったり。全然気が付かなかった。
更に鑑識の人がやって来て、下の部屋の窓をブルーシートで隠したいので御宅の窓からシートを垂らさせてくれと言われ、ちょっと待てと慌てて寝室を片付けてる最中に失礼しまーすと三人のオッサンにずかずかと上がられる。お前ら…。その際制作中の絵を思いっきり観られる。
(@∀@)「はあ〜、絵描きさんですかあ。」
('A`)「う…うん、まあね…。」
色々気まずい。
この時鑑識の服から線香の様な臭いが漂っていたのでてっきり三歳児は死んだもんだと思っていた。
しかし感慨に浸っている暇は無い。