絵をプレゼントする。

まずキャンバスに下書き。
背景の建物は兄者が昨年建てた住まい也。左右対称なので描くのが楽だ。



背景に色を入れていく。所謂基本の絵の描き方だと最初は全体を大まかに彩色してそこから徐々に仕上げていくんだけど何故か僕は昔から後ろの方からパーツ毎に仕上げていくやり方をよく採っている。


兄者んちは４人家族なので人数分家の中に人物（みたいな何か）を描き入れる。


手前のキャラクターを着色。




更にキャラを描き足して完成。何か写真がえらくピンボケに。真ん中に居るのは兄者の家で飼われている猫。写真をトレースしたのでちょっと浮いてしまっているけどまあいいや。
サイズは約90cm×90cm。
以前紹介したSHADOW OF THE BEASTみたいな、90年代初期〜中期の海外製の変なアクションゲーム風の世界を意識してみたよ。
あと今回は利便性を考えてタペストリー状に仕上げてみた。これなら（俺が）持ち運びに便利だし収納時も場所を取らなくて良い。バーは簡単に取り外せるので工夫すれば額に入れられん事も無い。現物を受け取った兄者も気に入ってくれたみたいで何より。
因みにこちらのサイトでオーダーキットが入手出来る。→サインオンライン

それにしても何だかとても久し振りにガッツリ絵を描いた気がする。身障になってからここ数年は絵よりも展示やパフォーマンスの方にばかり労力を割いていたからね。背景はまだ描き込む余地が在りそうだけど、そうすると眼が点では無く全体に行ってしまうので善し悪しである。

そういえばIAFのサトケイはタペストリー状にする事について何やら否定的な感じだったけど、まあここら辺の面白さ等については自身で物作りをした経験が無い人間には分からないのかもしれない。事実、ヴァルトの森さんは好意的だったしね。

次回は弟にあげた絵の話でも。