結婚式から殺人未遂事件まで。(そのさん)

結婚式から殺人未遂事件まで。

結婚式から殺人未遂事件まで。(そのに)

前回のあらすじ
今度挙式する弟の為に絵を描こうと作業に取りかかると三歳の坊やが基地外に放り出されてしまうのであった。



('∀`)「…でですね、下の家族構成とか普段の様子とか教えて欲しいんですよね。我々も未だ把握していなくて…」

('A`)「てゆうか何時頃起きたんですか?」

('∀`)「我々が到着したのが40分程前ですけど、気付きませんでした?」

('A`)「全然…音楽かけてたし。サイレンとか鳴らしてました?」

('∀`)「ええ。QQもパトも鳴らしてたと思いますけど…」

('A`;)「・・・」

('∀`)「…えー、それでですね、下の住人についてですが…」

(一通り質問に答える。)

('A`)「てゆーか責任能力問えないでしょ。アレだし…」

('∀`;)「う〜ん、いや、まあ、(逮捕は)形だけでも、一応、ねえ…」

みたいな会話を交わす。
この時点で男の子の安否は不明だったのでまあ助かって何より。しかし四階から投げ落とされたのに目立った外傷は無いとはすごいね。俺なんて二階から落ちただけで下半身がボロボロだというのに。
窓の外を覗いてみると表の通りが封鎖され、外には野次馬が溢れていてホント何時の間にこんな状態に!? と思ったり。全然気が付かなかった。
更に鑑識の人がやって来て、下の部屋の窓をブルーシートで隠したいので御宅の窓からシートを垂らさせてくれと言われ、ちょっと待てと慌てて寝室を片付けてる最中に失礼しまーすと三人のオッサンにずかずかと上がられる。お前ら…。その際制作中の絵を思いっきり観られる。

(@∀@)「はあ〜、絵描きさんですかあ。」

('A`)「う…うん、まあね…。」

色々気まずい。
この時鑑識の服から線香の様な臭いが漂っていたのでてっきり三歳児は死んだもんだと思っていた。
しかし感慨に浸っている暇は無い。

DSC01472_03.jpg
気を取り直して手前。

DSC01474_03.jpg
右のキャラをじっくり塗り込む。ついでに背景の地面の色が今いちなので緑に変更。

DSC01475_03.jpg
蜂とその他諸々を描く。当初は蜂みたいな生き物にするつもりだったんだけどね。資料に頼りすぎるのは良く無いね。でもトレースはしていない。
ついでに言うと、現実の蜂は絵の様なポーズで滞空は出来ない。
左下の顔は何か画面が寂しいのでアドリブで入れてみた。更にアクセントとして右端と右上を薄く溶いた黒で塗る。
取り敢えずこれで完成。多分今までで一番最速で書き上げたんじゃないかな(完成度とかも含めると)。時間は既に18日の昼前になってたけど。

つづく。


結婚式から殺人未遂事件まで。(そのさん)

結婚式から殺人未遂事件まで。

1st album

BOOK:COZIMADOG ARTWORKS 1999-2009

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