ご無沙汰しております。
世間ではゴールデンウィークが終わり5月病患者が死んだ魚の様な目をして毎朝出勤している中、いまだに毎日がゴールデンウィークで別の意味で死んだ魚の様な目で悪臭を放っているコジマアミゾクです。
この一ヶ月と少しの間、殆ど外出もせずにパソコンの前でシコシコと作業を続けた結果、漸くサイトのリニューアルが一段落しました。
ご無沙汰しております。
世間ではゴールデンウィークが終わり5月病患者が死んだ魚の様な目をして毎朝出勤している中、いまだに毎日がゴールデンウィークで別の意味で死んだ魚の様な目で悪臭を放っているコジマアミゾクです。
この一ヶ月と少しの間、殆ど外出もせずにパソコンの前でシコシコと作業を続けた結果、漸くサイトのリニューアルが一段落しました。
今回アトリエてらたで個展をやるに伴い、どうせならてらたに因んだ展示を行ってみようかと思い立ち、テーマを「ネコとカレー」とした。そもそもの出発点は更に数年遡り、ある日てらたで知人と歓談している所に、てらたで放し飼いされているネコのポーが気紛れで膝の上に乗っかり、それをスタッフの大ちゃんが面白がって写真を撮ったのがきっかけだった。メールで送られて来た画像を見て、そのうちこれをネタに絵を描こうと思っていたんだけど、何もしないまま数年が過ぎてしまった。その後漸く作品の制作と展示を行えるだけの時間的余裕を得て、昔撮った写真を基にイメージを展開して行った。
カレーと云うテーマに伴い、唐辛子を所々に描いているけど、カレーについての文献を読むと余り重要ではなく、寧ろターメリックやクミン等の方がカレーを象徴している事が分かった(そもそも唐辛子は16世紀にならないと大陸に入って来ていない)。しかし分かり易さを優先して唐辛子を採用した。
メインの50号の作品では、キャラクターの顔が中々決まらず、何かヒントは得られないものかと好きなアーティストの作品集を引っ張り出して眺めていると、ジャガイモから芽が伸びている作品(Franciszek Starowieyski. Gombrowicz: Operetka. 1977)が目に留まり、日本式のカレーにはジャガイモがつきものなので、これを採用した(...と云うのは建前で、単にジャガイモから芽が出て伸びている様がシュールで面白かったから)。
展示の演出でマネキンやネオンを用いたのは、数年前からアパレルショップのショーウィンドウに興味を抱き、展示空間にそういった要素を加えてみたかったからで、別に来場者を驚かそうとか、そういった悪意が在った訳ではない。ガスマスクは単なる個人的趣味に因る。鏡は自前で、椅子と棚はてらたの備品を利用している。
小作品については最初の時点ではノープランで、締め切り直前に制作した。
ところで、ソープランドとノープランを掛け合わせて「ノープランド」なるものを作ってみたら面白いのではないだろうか。
おかげさまで今回も大赤字で終わりました当展覧会ですが(殆ど趣味でやっている様な物なので端から儲けは度外視していましたが)、ご来場頂いた方々にはそれなりに楽しんで頂けた様で何よりです。何だか絵よりもマネキンの方に注目が集まっていた様な気もするけれど。^^;)
出来れば今年は年内にもう一度何処かで個展(勿論今回とは違う内容で)が開催出来ればいいなと思っておりますので、今回見送った方も、その際は是非。