現在博多リバレインの地下に在るギャラリーアートリエで、gajuという熊本の造形作家の展覧会が行われているのでの紹介。
ジャンルはクレイアートになるのかな? 粘土をメインに、色々な素材を用いて創作したとってもメルヘンなオブジェが多数展示してあります。
個人的には、作品自体は正直余り好みではないんだけど、会場構成が非常に上手いので思わず魅入ってしまいました。行った事が在る人なら分かると思うんだけど、アートリエという空間はアートスペースなのにアートの展示がやり辛いというちょっと困った間取りになっている。しかしそんな状況をものともせず完全に自分の世界で支配してしまっていて、その手腕には素直に感心する。
普段自分の身近で行われている展示やイベントの類いは、観覧者側が作家に歩み寄る、というか理解の努力をしなければならないものが多いんだけど、gajuさんの展示は、そんな事をしなくても一歩足を踏み入れただけでスゥーッと入って行く事が出来る。その最初の一歩も特に躊躇させず、思わず足を踏み入れてみたくなる様な工夫がなされていると思う。こういうのはとても大事な事だと思うし、どんどん見習って行きたいもんですね。
展示は今週末まで。
gaju個展『ima,coco。(6°の果実)』
〜5月29(日)、10:00〜20:00
ギャラリーアートリエ:http://www.ffac.or.jp/artlier/gallery.asp gaju:http://gaju.biz