９月10日、AMPの企画展の締め切り日。郵送する予定だったのだが、何時もの様にだらだらと作業していた所為で間に合わず、現地に直接持って行く事にする。吉永ジェンダーの作品展も観たかったし丁度いいかな。
昼前、天神のKINKO'Sにブツを受け取りに行く。前夜に出力をお願いしたんだけど時間の都合でその夜のうちに出力出来ず、翌日の受け渡しになってしまいまして。これが無ければギリギリ郵送が間に合ったのになあ。あと何で赤坂KINKO'Sにしなかったのか。あっちの方が駅から近くて便利なのに、何故か自分の脳内では彼処は潰れたと思い込んでいた。
地下鉄で博多へ。そこからJRでAMPの在る吉野ヶ里へ向かう。行きはなるべく早く到着したかったので特急で。運の悪い事に白いカモメに居合わせる。以前書いたけど、これに乗ると酔う。シートの臭いが受け付けない。でも次の便を待ってる余裕は無いので乗り込む。という事で発進。いざ吉野ヶ里。
少々グロッキーになりつつ、鳥栖で鈍行に乗り換え吉野ヶ里駅に到着、北口に出る。辺りを見渡すと何も無い…。
一応タクシー乗り場が在るんだけど、タクシーコネー(ﾟ∀ﾟ)ー！
…と思ったら駅の壁に取り付けてある専用回線で呼び出さないと行けないのか。
あと北口はバスも無い。観光遊覧バスは在るみたいだけど。
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グーグルマップで目的地を視ると、周辺は見事に何も在りません。一体どーやって行けばいいのよと。
AMPに到着。
取り敢えず吉永ジェンダーの作品を観る。彼の作品は一見馬鹿馬鹿しく、勢いとインパクト重視と見せかけてその実、技術的な部分ではかなりしっかりとしたものを作っている。コンセプチャルアートを余り好んでいないそうで、実際、会場にはこれといった解説が何も無いんだけど、そんなもの無くても充分に楽しめるだけの完成度と娯楽性を誇っている。
AMP：http://maglog.jp/amp-secibon/
吉永ジェンダー：http://yoshinagagender.tumblr.com/
カフェスペースに移動。朝から何も食べてなかったのでカレーを注文し食す。かなり辛口。アイスコーヒーを飲みつつ、一息ついてから漸く目の前に居るオーナーの瀬下さんに軽く自己紹介＆ブツを渡す。
瀬下さんは昔、音楽関係の仕事をしていたんだそうで、今回僕が作品のネタにしているVOIVODも知ってそうな口調だったので、ふーん、と話を聴いていたら何と天神の親不孝通りに在った「E」の店長だったと聴いてビックリした。
「えー、マジっすか！？ 俺たまに行ってましたよ。ということはWさんの事とか知ってますか？」
「え、W知ってんの？ 出たよW。Eとあいつの事知ってるってレアだよ。」
Ｅは当時福岡のロック好き…特にパンクスなら誰でも知っている店だったんであれだけど、Wさんについては確かにレアかも知れない。Wさんとは昔バイト先が一緒だったのがきっかけで仲良くなったんだけど、元々Wさんは国内だけでは無く、海外のパンクスにも知られていたSというバンドのメンバーだった人で、Eでも暫く働いていた。その強面の外見とは裏腹にかなり繊細というか気難しいというか気紛れな人で、向こうから電話がかかって来て会う約束をしたのに当日姿を現さず、電話しても出てくれず、その後暫く音信不通…何て事が２、３回遭ったっけ。最期に話をしたのが４年くらい前か。電話番号もコロコロ変わるのでこちらからは連絡の取り様が無いし、今頃何してんのかなー。何て事を瀬下さんの車で駅迄送ってもらいながら車内で話したのでした。
