3月17日、人形作家イシイさんの車に乗っけてもらってJ野が有田でやっているARTイヴェント「ARITA-mobile」を観に行く。前回は到着が遅かった所為で(半分位はJ野の不手際が原因な気もするけど)作品が殆ど見れなかったので余裕を持って午前中から有田に向けて出発。
おやつはフリトレーの「マヨマニア」。
今回は唐津経由で行くとの事だったので、途中で相知に在る鵜殿石仏群に立ち寄ってもらう。
まだ五体満足だった頃、バイクで実家に帰省する途中によく立ち寄っていたお気に入りのスポットで、此処に来るのは数年振り。58体もの磨崖仏が岩壁に彫られている。
石仏マニアの間ではそれなりに知られているんだけど、それ以外の人には殆ど知られていない。かなりの穴場(車が無いとどうにもならんけど)。
元々は大きな窟が在ったのだが、それが崩落して現在の姿になっているとか。もう何百年も前の話。興味の有る人は調べてみるといい。
それにしても磨崖仏って素晴らしいですね。僕もそのうち何処かの山奥の岩壁に無断で仏像彫りたいな。
写真は撮ってないけど、崖に沿って行くとその先には石仏がうじゃうじゃ居る。近隣の住人が持ち込んでいるのか、比較的新しいものが多い。仏教と神道がごっちゃになっててちょっとしたカオス也。
更に進むと行き止まり…というか危ないので進入禁止。昔は普通に行けてたんだけどね。まあ行ったところで何も無いけど(しかも危ないし)。
ARITA-mobileは正直何の期待もしていなかったんだけど、予想に反して中々面白かった。ただ何つーかその、「人と人との繋がり云々」系のコンセプト重視系の肝心の作品がつまんない系の作品もチラホラ在ってそれにはちょっと萎えた。あとは既発表作の使い回しとか、場違いなイラストレーションとか、その辺をもうちょっと何とかした方がいいんじゃないかと。でも全体的には良く出来たイヴェントだったと思う。
富永氏作。タイトル忘れた。地面から伸びている竹を利用して梯子にしてしまっている。これは素直にすごーい。
個人的には吉永ジェンダーの作品が一番面白かったんだけど、写真で見ても今一面白さが分からないと思ったので撮影はしませんでした(ものが良ければ経過やコンセプトなんかはどうでもいいという事の好例だと思う)。
有田を後にし、波佐見に在るmonné porteに寄り道して帰りましょう、ということで車を走らせていると車道沿いの森の中に妙なものを発見。イシイさんにお願いしてUターンしてもらい、車を降りて近づいてみると…
…骨?
骨ですなあ。多分猪?
てゆーか明らかに人為的仕業也(写真では切れちゃってるけど、すぐ左側が道路)。
見た感じ何かの大事な儀式って訳でも無さそうだし、このまま何時までも晒され続けるのも可哀想なのでウチで保護する事にしました(もしかしたら今頃部落では大騒ぎになっているかも知れんが…「◯っこと◯し様の祟りじゃー!」言うて。そんときゃ返す。もう手遅れかも知れんけど)。
その後迷子になりつつ何とかmonné porteに到着しましたが、残念ながら定休日だった様で。佐賀→三ツ瀬経由で福岡に帰りました。中々充実した一日でした。