2.4時間TV 〜 OH, 川で人面石を拾う

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15時頃、美術館を後にし佐賀行きのバス停がある大川橋へ向かって筑後川沿いを西に下る。直射日光が眩しい。昼食を取っていなかったので道中食事が取れる店でもないかと辺りを見回すが何もない。

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途中、愛用しているPentaxQのFish−eyeレンズのキャップを紛失してしまっていることに気づくが今更引き返す気力もなく。(´;ω;`)

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約40分後、大川橋に到着。暑さで頭をやられたのか、このまま行けるところまで行ってみようという思いにかられ、徒歩で佐賀に向かって国道を歩く。

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大川橋を渡り、筑後川に浮かぶ中州に入るとそこは佐賀県。

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16時頃、中州にいい感じのカフェがあったので休息をとる。空腹だったんだけど実家で夕食を準備されているので、ちゃんとした食事は我慢してパフェとコーヒーを所望する。何かよく分からない木の実がゴロゴロ入っていて、それをガリガリ噛み砕きながらグラスの中を掘っていくので中々食べ応えがある。

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16時半頃カフェを後にし、諸富橋を渡ろうとしたところで何となく河川敷に降りてみる。遠くに筑後川昇開橋が見える。

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橋のたもとに流木やゴミが溜まっていたので動物の頭蓋骨でも転がってないかと漁っていたら、頭蓋骨ではないけれど人の顔 (‘A`) に見える軽石を拾う。頭部に着いている牡蠣がアクセントになっていていい感じだ。紙に包んで手提げに放り込む。

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これ以降、西日を真正面で受けながら国道208号線をひたすら歩き続けた。いまだにスマホやタブレットといった便利な道具は持っておらず、初めての土地なので自分が今どの辺りにいるのかよく分からない。正直この時点でバスなりタクシーなりに乗ればよかったと思う。怪我の後遺症を抱えている両足は激しく痛み出し、もはや苦行と化していた。BGMに聴いていた八十八ヶ所巡礼の「凍狂」は何度目かのループに入っている。

何だか一人で24時間TVのランナーごっこをやっているようで、確か前日googleマップで調べた時、徒歩だと実家まで2時間ちょいだったから24時間TVじゃなくて2.4時間TVだよなあ…とかどうでもいいことを考える余裕もなくなってきたところで漸く実家が見えてきた。

ちなみにサ◯イは流れなかった。

実家に上がるとサマーカットならぬ全身丸刈りにされて原型を留めていないマルチーズが出迎えてくれた。夕食は多分ハンバーグだった。